日本で生活していれば、誰もが経験するのが通勤ラッシュだ。毎朝、身動きはおろか、足の踏み場すらない混雑に苛立ちを覚える方も多いはず。中でも「東京メトロ東西線」「西武池袋線」を筆頭に首都圏の通勤ラッシュは熾烈だ。
今年の夏には東京都主催で「時差Biz」が企画され、小池都知事が駅舎で演説する姿も見かけられた。
通勤ラッシュ緩和に向けた動きが活発化してきていることは確かではあるが、そこには期間限定の企画では解決できない根深い問題があるのだ。企業努力も然ることながら、まずは行政。
自らの野心を追い求めることは大いに結構。しかし、自身の職務を蔑ろにしてしまっては本末転倒ではないか。音喜多議員ら2名が都民ファーストの会離脱を発表している。都知事の心が都政にない状態では、小池氏にとって足元をすくわれる出来事が続発するだろう。
希望は、小池氏ではない。
国民である。
小池ファーストではない。
都民ファーストである。
初心に返ろう。
通勤列車に揺られながら、思うのだ。
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